-

HOME > 調査研究 > 零細木工団地における有害要因と労働者の健康状態の相関に関する調査研究

零細木工団地における有害要因と労働者の健康状態の相関に関する調査研究

調査研究期間:平成5年10月1日~平成6年3月31日

調査研究体制
野見山一生:栃木産業保健推進センター所長
池森 利夫:上都賀郡南部産業医委員会委員長
細川 彰夫:上都賀郡市医師会会長代行
大谷 哲夫:上都賀郡南部産業医委員会委員
宮司  勝:上都賀郡市医師会産業医
並木 卓夫:上都賀郡市医師会産業医
荒木 純一:上都賀郡市医師会産業医
高橋 和男:上都賀郡市医師会産業医
河野 慶三:自治医科大学衛生学教室助教授
野見山紘子:自治医科大学衛生学教室講師
國井  修:自治医科大学衛生学教室助手

調査研究結果の概要

栃木県上都賀郡南部医師会は鹿沼市木工団地内のうち木工関系の事業所25社の事業者に安全衛生組織、作業環境管理、作業管理、健康管理に係る アンケート調査を行うとともに、契約産業医が作業環境中の粉塵、騒音、有機溶剤などの環境測定を実施した。また、平成5年度の作業環境調査時の生物学的モニタリング結果も参照し、考察を加えた。

  • 作業者数1~29名の事業場は17社、30~49名の事業場は3社、50名以上の事業場は5社であった。
  • 小規模事業場では安全衛生担当者が決まっていない事業場が2/3にも及んでおり、また、有害職場の環境測定も全く行われていなかった。
  • 作業環境の改善も50名以上の職場では5社中4社が改善実績があるとしているのに対し、50名未満の事業場では改善実績のある社は少なかった。
  • 保護具を着用してるのは50名以上の事業場だけで、50人未満の事業場では全く保護具を着用していなかった。
  • 一般健康診断だけは一社を除き全社が行っていたが、入社時健診は50人以上の事業場一社だけが実施していた。
  • 特殊健診も50人未満の事業場では全く実施していなかった。

ページの先頭へ戻る