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「わんぱく公園で初開催!リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015とちぎ-壬生町の魅力―」(9月:湯川 悟 相談員)

日本対がん協会が主催するリレー・フォー・ライフ・ジャパン2015とちぎが、9月19日正午から20日正午まで、とちぎわんぱく公園内壬生町総合公園陸上競技場で初開催されます。わんぱく公園は名前からもイメージできるように、のびのび自由な空間で、緑と創造性にあふれ、大人も子供も楽しめる公園です。夢花壇は四季折々の草花が咲き乱れ、風原っぱは広々とした空間を満喫できます。面積は何と東京ドームの8倍もあります。壬生町陸上競技場は、一周400メートルの本格的な競技場であり、大空を飛び回る鳥の羽をイメージした観覧席が競技を一層盛り上げます。
 平成21年秋にオープンした壬生ハイウエイパークが大変人気を呼んでいます。北関東自動車道のパーキングエリアですが、道の駅壬生内にあり、隣接するとちぎわんぱく公園、壬生総合公園に無料で入園できます。観光交流センターみらい館があり、町の情報を入手できるほかに、かんぴょう・物産品・地元で採れた野菜等を揃えたお店、旬の素材にこだわった食堂も併設しています。
 リレー・フォー・ライフは、1985年、アメリカ人外科医が「がん患者は24時間がんと闘っている」をメッセージに、トラックを24時間走り続け寄付を募ったことから始ました。がん患者さんやその家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指して取り組むチャリティ活動です。2014年度は、日本国内では43カ所、約8万人が集いました。
 現在、日本人の2人に1人が生涯のうちにがんに罹患し、3人に1人ががんにより亡くなると言われています。リレー・フォー・ライフは、がん患者さんと家族、がん経験者に対し、勇気と希望を与える活動です。
 このイベントに参加することにより、同じ苦しみを持つ他の患者さんや、がん患者さんを支える多くの人と知り合うことができます。
 日本対がん協会は、患者さんやがん経験者の支援にも重点目標を置きながら、がん検診を推進しています。
 また、私が勤務している昭和51年に設立された対がん協会栃木県支部・公益財団法人栃木県保健衛生事業団(池田清貴理事長)も、精度の高い健診・検査等をもって栃木県のがん検診に取り組んでいます。
 近年、ソーシャル・キャピタルという言葉が注目されています。ごく簡単に言ってしまえば「人と人のつながりのちから」を示すものです。普段は知り合えないような年代や職業の人と一緒に交流して、多くの人が自由に出合うことは、いろんな刺激があり、とても新鮮です。それをきっかけにして、交流の輪を広げていくことは、栃木県のソーシャル・キャピタルを高めることになります。わんぱく公園で初開催されるリレー・フォー・ライフは、その絶好の場を提供してくれるでしょう。
 壬生町の中に目を向けると、中心街の大通りは蘭学通りと名づけられ、江戸時代に蘭方医が十数件ほど開業していたことに由来しています。蘭学は当時オランダ語による西洋の医学等の学問で、そのひとり斉藤玄昌は、解剖を図解した解体正図の作成や下野の国で初めて天然痘の予防接種をした壬生藩の藩医で、有名な二宮尊徳の主治医も勤めていました。
 戊辰戦争の時、壬生城内の戦闘が熾烈となり、1868年4月24日には傷兵が続出したため、女性の看病人9人を採用しました。これは、「国内初の女性看護人の誕生」になりました。
 太田信義は1837年に壬生藩士の五男として生まれています。明治維新後、信義は明治政府に出仕し、大阪在住中に持病の胃病を患い緒方拙斉の診断を受け、その処方薬を服用したところ治癒したので、以来この胃散を愛用しました。信義は緒方にその処方を懇願し胃腸薬を製造しました。これが、「太田胃散の誕生」です。これを販売すると大好評で現在でも服用され続けています。
 壬生町は、古くから今日まで医学者が活躍する医療の町とも言えます。昭和48年には獨協医科大学を誘致し、町内にも同大学出身者等多くの医師が開業しています。1万人あたりの医師数では全国の市町村の中で3番目であり、町民に大きな安心感を与えています。
 もう一つ壬生町は自然に恵まれた緑の町です。わんぱく公園、壬生総合公園をはじめとして、東雲公園や壬生城址公園等設備の充実した公園が整備され、町民の生活に潤いを与え、観光スポットとしても、まちを活性化させる役割を果たしています。先に開催された全国都市緑化とちぎフェアの成果として、50ヘクタール以上の公園の地域を誇っています。
 皆さん、医療と緑の壬生町に来て、是非リレー・フォー・ライフを楽しんでください。そして、さまざまな人と出会い、未来に向けて人との交流の輪を積極的に広げ、ソーシャル・キャピタルの理念を実現していきましょう。
 

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